薬物乱用
もし大切な人が薬物依存でもがき苦しんでいたら、または中毒で自分を見失っていたら、家族や大切な人が、どう助けられるか、しっかりした情報が必要になります。 それがこのページの目的です。 ナルコノン薬物リハビリテーション・センターは40年以上にわたって中毒にかかっていた人たちを救ってきました。私たちはあなたや薬物を取っているかもしれないあなたの大切な人が、薬物乱用の解決策を知る助けになればと思っています。
以下に薬物乱用に関する最も一般的な質問と回答の例があります。 必要な情報があれば知らせてください。また何らかの問題を抱えていれば助けることができます。
薬物乱用の共通の兆候はどのようなものがありますか?
薬物を乱用している人はいつも行っていることをし損なうでしょう。学業、仕事、動物や子どもの世話、また他に従事していること。 食器は汚れたままで、キッチンには食料品が全くなくなるでしょう。 多くの場合、自分自身を清潔にしたり、身なりを整えられなくなります。 食欲がなさそうで、いつも眠そうで、夜遅くまで起きていて、もうろうとし、普通の人が起きている時間には眠くなるでしょう。 怒りっぽくなり、敵対的になり、質問されるだけでも反感を持ったりするかもしれません。 友達が変わり、秘密を持ったり、たくさんの隠し事をするかもしれません。 個人の持ち物や家の物がなくなり、急にお金をたくさん所持するかもしれません。
薬物乱用はいつ中毒になるのでしょう?
中毒とは、社会的、精神的、身体的に有害な影響があるにもかかわらず、薬物やアルコール、似たようなものを繰り返し取ったり、病み付きになるという特徴を持つ状態のことです。 それは通常、薬物乱用において精神的、身体的依存を伴い、常習性薬物を素早く減らしたり、または終わらせるときに離脱症状が表れます。 中毒になると、人が薬物の使用をコントロールするというより、薬物が人をコントロールします。 人が薬物やアルコールを使用するかしないか理性的に選択する能力を失うとき、その人は中毒になっています。
どれくらいの速さで薬物中毒になるのでしょうか?
いくつかの薬物についてはすぐ中毒になります。 一度使っただけで、または2、3度でその人は、それが悪いとわかっていてもその薬物をもう一度使ってみたいという気持ちをかきたてる強い渇望を持ってしまうのです。 メタンフェタミン、クラック・コカインと鎮痛剤にはこのような作用があるとの報告があります。 エクスタシー(MDMA)はすぐ中毒になるかもしれません。 アルコール、マリファナは中毒性がありますが、徐々になっていきます。
薬物乱用によってどんな社会問題が生まれ、悪化していくのでしょうか?
薬物乱用の比率が高い地域は犯罪率、家庭内暴力、児童虐待とニグレクト(無視)を伴う暴力の比率も増加しています。 酒に酔ったり、薬物を取って運転し、たくさんの人が怪我をしています。 リスクのある性交渉が妊娠という結果をもたらし、性感染症にかかったという例があります。 ホームレス、失業、薬物による死も増加するかもしれません。
もし妊婦が薬物を乱用していたらどうなるでしょう?
多くの薬物が胎盤を通して胎児に悪影響を及ぼします。 クラック・コカイン、処方されたオピオイド系鎮痛剤(メタドン、ヒドロコドン、オキシコドン)、ヘロイン、メタンフェタミンの使用はこれらの薬物の中毒に侵された赤ちゃんが生まれる原因となり得ます。 アルコールによる発達障害児、知的障害児だけでなく、未熟児、奇形児が生まれる可能性があります。 コカインの使用は出生異常につながります。 LSD、ケタミン、MDMAなどの幻覚剤は流産や早産の原因になります。
リハビリ・プログラムは本当に薬物乱用を終わらすことができるのですか?
リハビリ・プログラムを注意深く選ばなければなりません。 効果のあるリハビリ・プログラムは、その人が薬物のない人生を楽しみたいと思えるように、渇望を減少させ、取り除く方法が含まれていなければなりません。 その人たちを最初に薬物の乱用にかきたてた人生の状況を修復させなければなりません。そうして彼らは中毒によって破壊されたものに取って代わる新たな人生を築かなければならないでしょう。 ナルコノンの薬物やアルコールのリハビリテーション・プログラムには、これらの領域のひとつひとつで成功の実績を得てきた要素があります。
薬物を乱用している人をどんな風に助けるのでしょうか?
どんな言い訳をしようと、中毒になる薬物や吸入剤といったほかの薬物の乱用は危険であり、自分自身、また他の人たちを傷付けます。 人を助ける最善の方法はそれをやめさせることです。 彼らはやめると約束して、そうしようとしても失敗ししたら、彼らにナルコノンの薬物とアルコールのリハビリテーション・プログラムを始めさせることが、彼らの人生を救うことになるかもしれません。
どうやってその人にナルコノン薬物リハビリ・プログラムを始めさせるか?
残念ながら、多くの中毒者が自分の問題を直視せず、助けを拒むのです。 ナルコノン・センターの受け入れカウンセラーがこの問題へのアプローチの最良の方法のアドバイスをしてくれます。そして本人がナルコノン・リハビリテーション施設に到着するまでを指導してくれます。 替わりに、最善の解決策はプロの介入者があなたの家を訪ね、中毒者にリハビリに行く決心を自分でするように助けることです。 最寄りのナルコノン・センターは介入者のサービスについてもアドバイスをしてくれます。
薬物乱用にはどれくらいの費用がかかっているのですか?
現在アメリカが薬物とアルコールの乱用に払っている費用は年間およそ4160億ドルです。 これはアメリカのすべての男性、女性、子どもが払うとして年間1人あたり1300ドルになります。 ヨーロッパではEU16カ国が2008年薬物乱用問題に使った費用はおよそ22億5000万ユーロです。 2008年ロシアはその問題におよそ540億ドルかけました。