解放への道
薬物とアルコールの乱用は、依存している個人のレベルをはるかに超えて破壊的な影響を社会にもたらしています。 違法薬物の取り引きは年間およそ4千億ドルに上り、国際貿易高の1/10に達し世界の88パーセントの国の国内総生産（GDP）を上回っています。
何億もの命が違法薬物の悪影響をこうむっています。生まれる前から薬物にさらされることも珍しくありません。 2014年の国連の薬物と犯罪の世界報告によると違法薬物使用者の数は1億6,200万人から3億2,400万人とされ、15歳から64歳の年齢層の3.5から7パーセントに達するとのことです。
アメリカは薬物による死亡者が世界で一番多い国です。薬物がらみの死者は100万人あたり142人です。これは世界の薬物死亡率の3倍に達します。
毎年4万人が死亡しています。これはこの国の交通事故の死亡者を上回っています。 21世紀の最初の10年で、10代から20代前半の薬物による死亡者数は2倍を超え、50歳から69歳までは3倍になりました。
2008年以来アメリカでのオピオイド系非処方箋薬の使用は2倍以上に増加しています。
依存は単に典型的な「麻薬中毒者」を苦しめるだけではありませんし、それが伝統的なストリート･ドラッグだけに限定されるわけでもありません。
あらゆる統計値と状況が、人間の悲劇を物語っています。仕事やキャリアを失い、金銭を浪費し、個人は傷つき弱り果て、家族は崩壊します。 薬物乱用は、個人、家族、地域社会、そして社会全体が直面し解決しなければならない危機です。
今では反対意見が優勢となったアメリカの「麻薬撲滅」政策は違法薬物の供給源を攻撃するという勝ち目のない戦いをしてきました。しかし、究極の解決策とは、有効な薬物防止教育と中毒からの効果的で長期的な離脱により乱用と中毒を減少させることで薬物への需要を減らすことです。
これが、ナルコノン薬物リハビリテーション & 教育プログラムの目的です。 世界的ネットワークのリハビリテーション･センターと薬物防止教育のスペシャリストは、薬物依存からの解放への道を探している個人、家族、地域社会に対し効果的な解決策を提供しています。